県北部や大阪府南部で発生していた民家などを狙った連続空き巣事件で、県警捜査1課、和歌山北署、岩出署は2日、大阪府岸和田市の作業員、上西康平容疑者(27)ら男4人を窃盗などの容疑で和歌山区検察庁へ送致し、捜査を終結した。
岩出署によると、他に送検されたのは、同府泉南市の現場作業員、黒田洋二(32)、同無職の奥修一(33)、岸和田市の無職、錦見武(42)の計4容疑者。
岩出署によると、これまでに窃盗40件、窃盗未遂23件の計63件を裏付け、被害総額は594万9000円相当、うち現金被害は362万8400円に上った。4人はおととし8月から昨年12月ごろまでの間、和歌山市や岩出市、大阪府の阪南市などで単独または複数による犯行を繰り返していた。
4人はこれまでに同容疑などで逮捕されており、全ての事件について容疑を認めているという。