和歌山東署は１４日、和歌山市の６０代女性が国民健康保険の還付金名目の特殊詐欺で現金４９万６２０４円をだまし取られたと発表した。
同署によると、１１日午後５時ごろ、市役所国民健康保険課の職員を名乗る男から女性宅に電話があり、「還付金があります。手続きについては明日、銀行の担当者から連絡させます」と言われ、翌日に銀行員を名乗る男から電話で指示されるままにＡＴＭを操作したところ、現金を振り込んでいたという。還付金が入金されないことを不審に思った女性が１４日に同署に相談し、事件が発覚した。
同市内では１２日、同様の手口による別の２件の詐欺被害が確認されている。