ことし2月、和歌山市内の路上で高齢女性のかばんをひったくり、けがをさせたとして、県警捜査一課などの合同捜査班は24日、県外の男女3人を強盗致傷容疑で再逮捕した。
再逮捕されたのは、住居不定の無職、藤原誠(37)、兵庫県明石市の無職、川本裕(35)、その妻で東京都八王子市の飲食店従業員、川本和華子(21)の3容疑者。
同課によると、3人はことし2月27日午前11時ごろ、和歌山市北島の歩道を歩いていた女性(当時79)の後ろから軽乗用車で接近。車から降りた川本裕容疑者が、手提げかばんをひったくろうとして転倒させ、両ひざにすり傷などを負わせた疑い。
3月7日に藤原、川本裕の両容疑者が同様の容疑で兵庫県警に逮捕されており、合同捜査班が関連を調べて逮捕に至った。3人は7月4日にも、和歌山市内で発生したひったくり事件で、強盗致傷容疑で逮捕されている。
藤原容疑者はおおむね容疑を認め、川本裕容疑者は一部を否認、川本和華子容疑者は「最初から共謀はしていない」と一部否認しているという。
市内では2月27日午前中に、この他、高齢者を狙ったひったくり事件があと1件確認されており、県警は関連についても調べている。