女子生徒にわいせつ行為をしたとして、県教育委員会は４日付で和歌山市内の市立中学校に勤務する５０代の男性教諭を懲戒免職処分とした。
学校人事課によると、男性教諭はことし５月２３日、補習授業に出席していた女子生徒２人の胸を触り、生徒の１人が別の教諭に相談したことから行為が発覚。６月７日に準強制わいせつの容疑で逮捕され、２８日に県・青少年健全育成条例違反で起訴された。現在は別の事案で再逮捕され起訴猶予中。
保釈後に行われた市教委と県教委の事実確認では、容疑を認め、さらに３月末から５月にかけて補習授業で一人の女子生徒の胸を複数回にわたり触っていたことも認めた。県教委は再逮捕された事案について調査中ではあるが、５月２３日の事案について事実認定ができたため処分を決定した。
動機について男性教諭は「触りたくて触った。いろんな人に多大な迷惑を掛けた」と話しているという。
県教委は「教育に対する信頼を失墜させたことは誠に遺憾。再発防止を含め不祥事根絶に向けた取り組みを徹底し、信頼回復に努めたい」としている。
陳謝する県教委学校人事課