共謀して現金400万円を盗んだとして、和歌山県警組織犯罪対策課と和歌山西署は15日、大阪市平野区長吉出戸の会社役員、朝田正司(43)と京都市山科区川田岡ノ西の風俗店経営、今江淳(35)、同区東野中井ノ上町のフリーター、今井直将(21)、京都府長岡京市の犯行当時19歳の少年、京都市の少年(19)の5容疑者を窃盗容疑で逮捕した。
同課によると、5人は9月15日午後2時50分ごろ、和歌山市一番丁の和歌山中央郵便局前の歩道で、市内の会社役員の男性(52)から現金400万円を盗んだ疑い。
男性は知人の朝田容疑者に現金を貸す約束をしており、代わりに受け取りに来た今江容疑者に手渡した際、現場に徒歩で現れた京都市の少年が、現金の入った紙袋を今江容疑者からひったくり逃走した。直後に今江容疑者が110番通報したが、捜査により5人の共謀の疑いが強まり、逮捕した。
今井容疑者と京都市の少年は容疑を認めており、朝田容疑者、今江容疑者、長岡京市の少年の3人は「まったく知りません」と否認しているという。