20日午後7時5分ごろ、和歌山県有田市宮原町新町のJRきのくに線新町踏切で、和歌山市の女性(62)が普通列車にはねられ死亡する事故があった。
有田署とJR西日本和歌山支社によると、現場はJR紀伊宮原駅から東に約200㍍の線路内。和歌山発御坊行きの列車(4両編成)が紀伊宮原―藤並間を走行中、線路内で座り込んでいる女性を運転士が発見。警笛を鳴らし非常用ブレーキをかけたが間に合わず列車の底と接触した。女性は意識不明の状態で有田市内の病院に搬送され、約1時間15分後に死亡が確認された。乗客約200人にけがはなかった。
この事故により、きのくに線は箕島―御坊間の上下線で普通列車6本が部分運休し、6本の列車が18~90分遅れた。約1320人の足に影響し、午後8時30分に運転は再開した。
同署は事故原因を調べている。