自動販売機荒らしをしたとして、かつらぎ署は14日、紀の川市東国分のリース業、佐々野浩祐容疑者(22)ら男女3人を窃盗未遂容疑で逮捕したと発表した。
同署によると、逮捕されたのは佐々野容疑者の他、和歌山市新庄の無職、山本絢太容疑者(22)と県内公立中学校3年の女子生徒(15)。3人は共謀し、今月11日午後9時45分ごろ、かつらぎ町内の山中に設置された自動販売機の前面を電動カッターで切り破り、中の現金を盗もうとした疑い。
パトカーが見えたため3人は犯行を止めてその場を離れたという。パトロール中の署員が自販機前にナンバープレートのない原付があったことから駆け付けると、自販機が壊されていた。その後、付近にいた山本容疑者と、現場に戻ってきた少女を発見し、任意同行を求め署内で聴取した結果、3人での犯行を自供した。少女と車で戻ってきた佐々野容疑者は、任意同行を拒否していったん現場を離れたが、14日になって、かつらぎ署に出頭してきたという。
山本容疑者と少女は犯行を認めているものの、佐々野容疑者は「自分は2人の犯行を止めようとしたので、していない」と容疑を否認しているという。