和歌山県は23日、新宮市の50代男性ら4人がはしかに感染したと発表した。現在はいずれも回復傾向にあるという。
健康推進課によると、男性は19日に発病し、21日に初診。県環境衛生研究センターで検査を行い、22日に麻しんウイルスが陽性と判明した。感染した4人は家族で、残り3人は10~20代の男女の子ども。男性は子どもから感染した可能性があり、接触者として健康観察を実施していた。
はしかの潜伏期間は10~12日間。潜伏期の後、38度前後の発熱や咳、鼻水など風邪のような症状がある。2~4日の発熱の後、39度以上の高熱と発疹といった特徴的な症状が現れる。
同課は有効な予防方法としてワクチン接種を呼び掛け、はしかを疑う症状がある場合は、事前に医療機関に連絡して受診するよう促している。