ひき逃げをしたとして和歌山西署は22日、由良町吹井の船員、石倉廣介容疑者(72)を過失運転致傷と道路交通法(救護義務)違反の容疑で緊急逮捕した。同署によると、石倉容疑者は21日午後10時10分ごろ、和歌山市紀三井寺の国道42号を軽乗用車で東進中、別の軽乗用車と衝突して路上に転倒していた原付運転の男子高校生(18)をひいたにもかかわらず、救護することなく現場から立ち去った疑い。容疑を認めているという。
22日午前8時35分ごろ、自ら同署に出頭した。調べに対して、事故後に何と衝突したのかを確認しに現場を訪れ、人をひいたことに気付いたが、現場周辺には人だかりができており、救急車の要請も済んでいる様子だったため帰宅したなどと話し、翌朝、事故を伝える報道などから「大変なことをしてしまった」と思い、出頭したという。事故当時、石倉容疑者は帰宅途中だった。