5月31日午後10時ごろ、和歌山市坂田の住宅地で、マンション駐車場に止めていた普通乗用車の運転席側のエアロ部分が焼ける火災があった。同日朝には、付近2カ所で、車と洗濯物が相次いで焼ける火災があったばかりで、和歌山東署が放火とみて捜査している。
同署によると、マンション住民から「駐車場に駐車中の車の下から火が上がっている」と119番通報があった。火は消防が10分ほどで消し止めた。現場は、朝に車が燃やされた民家から十数㍍ほどしか離れていない場所。被害車両の下の地面には、可燃物を置いたような燃え跡が残っていた。
現場周辺に28年前から住んでいるという男性は、「普段は不審者情報もなく、こんな犯行は今までで初めて。車へのいたずらもなかった場所なのに」と困惑していた。