和歌山北署は20日、和歌山市内に住む70歳代の女性が、息子を名乗る男にオレオレ詐欺で現金400万円をだまし取られたと発表した。
同署によると、女性宅に18日午前10時ごろ、息子を名乗る男から電話があり、「風邪をひいて会社を休んでいる」「会社の上司と投資信託をしている」「監査が入るから、お金を少し入れとかなあかん」などの言葉を信じ、金融機関で現金400万円を下ろして用意。その後に再度、電話で男から指定された新大阪駅まで現金400万円を持っていき、大阪市内のコンビニエンスストアの近くで、息子の代わりに来たという若い男に、現金を手渡したという。
翌日夜に、女性が息子に電話したところ、「そのような事実はない」と言われ、詐欺被害に気付き、20日になり、同署に被害届を出したという。