和歌山東署は17日、和歌山市内の70代女性が、預金通帳2枚とキャッシュカード2枚をだまし取られる特殊詐欺に遭ったと発表した。
同署によると同日午後3時ごろ、女性宅に県警のヤマダを名乗る男から「あなた名義の通帳から99万円が引き出されている。金融庁のイマイから連絡がある」と電話があった後、金融庁のイマイを名乗る男から「通帳を止める必要があり、サイトウツヨシという者が家に行くので、確認番号4396を確認してほしい」との電話があった。通話が切れる直前に女性宅に来たサイトウを名乗る男が確認番号を言ったことから、男に通帳とキャッシュカードを渡し、暗証番号も伝えてしまった。
男が帰った後、やりとりを不安に感じた女性が警察に相談した。
女性宅を訪れた男は20代くらいだったという。