ＪＲきのくに線の紀三井寺―黒江駅間で２０、２１日、沿線の火災により列車が一時運転を見合わせる事態が２件相次いだ。いずれも、けが人はなかった。
和歌山市消防局とＪＲ西日本和歌山支社によると、２０日午後０時４５分ごろ、和歌山市内原の智弁学園北西側の山林付近の住民から「山際から黒煙が上がっている」と１１９番通報があった。火は約５５分後に鎮火し、空き地に置かれた廃材約１０立方㍍が焼けた。けが人はなく、出火原因は調査中。
この火災により、同線は和歌山―海南駅間で運転を見合わせ、午後１時２０分過ぎに運転を再開。上下２本が部分運休、６本に最大４２分の遅れが発生し、約８５０人に影響した。
２１日は、午前９時４５分ごろに同線内原第２踏切北側の空き地で雑草の焼却中に飛び火したとの１１９番通報があり、枯れ草約１８０平方㍍を焼き、約３５分後に消し止められた。
この火災により、同線は和歌山―海南駅間で運転を見合わせ、午前１０時１５分ごろに運転を再開。上下５本に最大３０分の遅れが生じ、約９００人に影響した。