24日午前9時10分ごろ、和歌山市雑賀崎の空き家で火災があり、約2時間後に消し止められた。けが人はなかった。
市消防局によると、現場は沖見橋の南約60㍍付近。空き家は鉄骨造り3階建てで、約30平方㍍が全焼した。周辺には一時黒煙が立ち込め、現場では消防隊員45人が消火活動に当たった。消防と警察が出火原因を調べている。
近隣住民によると、この空き家には時折、不動産業者が部屋の管理に立ち寄ることがあった程度といい、駐車場のみ利用している場合もあったという。
現場向かいの住宅の男性は「玄関のチャイムが鳴って、表に出ると目の前で大きな炎が上がっていた。隣の駐車場には私の車も止めていたが、すぐに消防隊が来て鎮火してくれた」と話していた。