7月31日午前8時25分ごろ、和歌山県橋本市高野口町大野の京奈和自動車道下り線で車5台が関係する多重交通事故が発生し、5人が重軽傷を負った。この事故により、京奈和道は高野口インターチェンジ(IC)―紀北かつらぎIC間で約3時間半にわたり通行止めとなった。
県警高速道路交通警察隊によると、現場は高野口ICから西に約200㍍。和歌山市内に住むとび職の男性(19)が運転する軽四貨物車が和歌山市方面から奈良方面に走行中、対向車線にはみ出し、3台の車と次々に衝突した。さらに、軽四貨物車に積まれていた金属製の作業用具が落下し、軽乗用車に接触した。
男性が右足などを折る重傷となったのをはじめ、同乗の男性(20)、最初に衝突した車に乗っていた女性(74)、2番目に衝突した車に乗っていた女性(46)と男性(24)も重軽傷を負った。
軽四貨物車は仕事のため工事現場に向かう途中だった。同隊が詳しい事故原因を調べている。