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Channel: 事件・事故 | わかやま新報
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飲酒暴行の教諭を懲戒免職 星林ラグビー部

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 県立星林高校(和歌山県和歌山市西浜)のラグビー部顧問が学校での合宿中に酒を飲み、3年生の男子生徒を暴行した問題で、県教育委員会は1日、暴行した男性教諭(35)を懲戒免職、副顧問の男性教諭(56)を停職1カ月の処分にした。

 記者会見した学校人事課によると、顧問は7月15日、同部の校内合宿で夕食のバーベキュー中、副顧問が持ち込んだビールを飲み、グラウンド整備が遅いことを男子生徒に注意。生徒が「人数が少ないからしょうがない」と反論すると丸いすとビール缶を投げ付け、男子生徒の服をつかんで引きずり倒し、頭の左側を右足で踏みつけた。男子生徒は頭の右側に擦り傷を負ったが、顧問は翌日、「大丈夫か」と声を掛けただけで十分な手当てはせず、生徒は練習試合に出場していた。

 17日、顧問からの申告で校長が問題を把握。その後、男子生徒と担任の教員からも報告があり、校長と顧問は18日に男子生徒に正式に謝罪した。

 男子生徒は病院で診察を受け、頭部打撲、左肘の挫創、頭蓋骨骨折の疑いで、3週間の通院が必要と診断された。

 顧問は「教育者、大人としてこれまで支えてくれた人への信用を失い、悲しませてしまった。部員や保護者に迷惑を掛けた」と話しているという。

 この問題を受け、県教委は7月30日に緊急の県立学校校長会を開き、部活動の指導で体罰や飲酒などがないよう、注意を呼び掛けた。

 ラグビー部は7月30日から活動を再開している。


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