和歌山県立和歌山商業高校(和歌山市砂山南)硬式野球部の60代の男性監督が、練習中に1年生の生徒の頭部をヘルメットの上からバットでたたき、頭部打撲のけがを負わせていたことが明らかになった。
同校などによると、10月15日、グラウンドで練習していた生徒に対し、監督が木製バットで頭をたたいたという。生徒の父親が学校に相談し、生徒はすでに退部しているという。
同校の中村憲司校長は、わかやま新報の取材に対し「男子生徒には申し訳ない。男子生徒は体罰を受ける前から挟殺プレーなどがうまくいかず、野球部を続けるべきか悩んでいたようだ。そんな最中に起きた」とし、監督の処分については「検討中」話した。
被害届を受け取った和歌山西署は、傷害容疑で捜査を進めているという。
同校野球部は春夏の甲子園に計7回出場している。