ことし3月、和歌山市出水の集合住宅で70代の女性2人が死亡しているのが見つかった事件で、和歌山東署は12日、当時79歳の女性の首を絞めて殺害したとして、当時71歳の女を殺人の疑いで容疑者死亡のまま和歌山地方検察庁に書類送検した。
書類送検されたのは、同市出水の当時71歳の無職、大樹花子容疑者。同署によると、同事件はことし3月11日、同市出水の大樹容疑者が住む集合住宅の一室で、胸に包丁が刺さった状態で倒れている大樹容疑者が発見され、また別の部屋で、当時79歳の無職の女性が首に電気コードが巻き付いた状態で倒れているのが見つかったもので、その後ともに死亡が確認された。
同署のその後の調べで、採取された指紋などから、女性の首に巻き付いた電気コードが大樹容疑者の自宅にあったことが分かり、大樹容疑者が女性を殺害した後、自殺を図ったと断定した。