和歌山東署は19日、和歌山市中之島のアルバイト従業員、李秉台(り・へいだい)容疑者(54)を有印私文書偽造・同行使、詐欺の容疑で逮捕した。
同署によると、李容疑者はミレ信用組合(大阪市)和歌山支店(和歌山市吉田)に次長として勤務していた平成26年9月5日、顧客名義の普通預金払戻請求書を偽造し、同店職員に手続きさせて口座から5万円を引き出し、だまし取った疑い。容疑を認めているという。動機や使途について解明を進める。
李容疑者は同支店に勤務していた平成10年3月から28年3月にかけて、顧客の預金の着服と流用を繰り返し、約9200万円の損害を与えたとして、同信組が昨年9月に懲戒解雇。被害の一部について先月、同署に告訴していた。