和歌山県立星林高校（和歌山市西浜）ラグビー部顧問の男性教諭が合宿中に酒を飲み、３年生の男子部員の頭を踏みつけてけがを負わせていたことを、仁坂吉伸知事が２４日の定例会見で明らかにした。
男性教諭は１５日夜、校内で行われていた合宿の打ち上げで飲酒し、男子部員を引き倒して頭を踏む暴行を加えたという。グラウンドの整備が遅いことを注意された生徒が言い訳をしたことで激昂。生徒の傷は浅く、その後の登校も普段通りしていたという。
仁坂知事は「理屈を言った途端に暴行、しかも酒に酔ってとんでもない話」と指摘。また、県教育委員会は１７日に校長から報告を受けていたが、県教委から知事への報告は２４日朝だったとし「非常に遺憾だ。教育委員会には厳正に対処し、事態を明らかにして公表するよう話した」と述べた。
県教委は「学校側と詳細を確認している。慎重に事実を確認し、今後の対応について検討する」としている。